2011-05-31

Next choice.


世の中の流れが、完全にアメリカンテイストならば
スーチングに合わせるのなら、トレーナーもいいだろう。
ニューバランスもいいが、それはそれで“定石感”がどうも否めず、
ユーロのディアドラでは狙い過ぎる。
フォレストガンプをイメージするアメトラでは、やはりナイキか。
と、色々思考していた矢先にUA&SONSでドレススタイルにとナイキのVNTGシリーズを展開。そんなバイイングの妙が、同世代バイヤーの意思を疎通させる。
しかし、コンバースのB&Yにニューバランスのディストリクト、そしてナイキのSONS。
スニーカーひとつとっても、このUAの縮図は非常に面白い。

Posted by  onodahitoshi

2011-05-30

Su-kiri.

Posted by  onodahitoshi

2011-05-29

Chic,Chinoiserie .


CPCP(コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ)の中で、今、気になるモデルがこのタンク・シノワーズ。
アールデコ全盛に流行した、”シノワズリ”の影響を受けたデザインで、中国の寺院からのインスピレーションだという。
トム・フォードのシルクガウンやグッチのバンブーに近いオリエンタルモードを感じる。
ちなみにCPCP同様に残念ながら終了してしまった、メンズノンノGでは、その貴重なCPCPシリーズのひとつ、2タイムゾーンをファッションストーリーで使用
しかして、この”シノワズリ”。
ぜひ、覚えておきたいワードである。

Posted by  onodahitoshi

2011-05-29

High five.

Posted by  onodahitoshi

2011-05-29

Simple play.



モードの中でも、テーラリング基礎がしっかりしているブランドがいい。
抜群なのが、ドリスヴァンノッテンだ。
欧米的に仕上げた肩パッドのガッチリした感じはどうも受け入れられないが、
今シーズンの、ズートとも80’Sダンディともとれるスーチングは最高だ。
フラップポケットに、インタックなど、ディテールは、クサくて、いなたい。
しかし、一番のポイントは、そんなスーツのVゾーンにポイントを置くためだけの、
バインダーネックの無地T。
このTシャツのポイントは、縫製の始末でも、ウォッシュでもなく、このネックだけ。
でも、デザインは、たったこれだけで十分である。
ワイドラペル×Tシャツは、ラポ・エルカーンやマージャーズ&ピノレナリオ“リヴァイヴァル”
のカブリエレ、そしてキートンもチーパのルックで実践済み。
それだけにぜひマネしたい、最高の引き算である。

Posted by  onodahitoshi

2011-05-28

The man <Stephen Sprouse>.


ギャップが編集したポートレイト集『インディヴィジュアルズ』を見直す度、いつも目に留まるのが、マイゼルが撮ったスティーブン・スプラウス。無造作なロングヘアにギャップのポケTをあわせ、そこに、まるでマーチンのようにティンバーランドのブラックヌバックを履く。アーティストをテーマにスタイリングするのなら、ウォーホールでも、バスキアでもない、JUNKぎりぎりのハードコアヒーローである彼をぜひオマージュしたい。

Posted by  onodahitoshi

2011-05-28

NIKKEI Archives<Italian-classico>.

<現代的にハズシを効かせた引き算で、モードなドレススタイルを気取る>
『モードに着る本格派クラシコ』
 
欧州のメンズファッションのシーンは、ドレスやフォーマルなどクラシックスタイルを基礎とするクロージングブランドと、ミラノやパリのコレクションでモダンなスタイルを発表し続けるモードブランドの境がないから面白い。イタリアのファッションマガジン「ウォモ・ヴォーグ」のファッションページでは、イタリアンクラシックも、フレンチモードも、きちんとルールに乗っ取った上でミックスされ、ポートレートの構図やロケーションの雰囲気を通じて、それが“モード”として世界に発信される。
 ここで言うモードとは、コレクションのランウェイを飾るハイブランドの新作服ではなく、着る人やシチュエーションに見合った一番シンプルなドレススタイルを意味する。永遠のモード“シャネルスタイル”を確立したココ・シャネルの口癖は、「とにかく削って、削って、削ること」。「モードとはシンプルなものであって、極端にシンプルでなくてはならない」とも語っている。
 またキートンやアットリーニといった、いわゆるクラシコスーツを扱うフィレンツェの名店「タイ・ユア・タイ」の創始者、フランコ・ミヌッチも、ハットにカフリンクスにポケットチーフを盛り込むようなtoo muchなドレスアップ感覚を嫌う。抜きやハズシを利かせるなど、ココ・シャネル同様に極力シンプルに飾ることを提案。氏自身もポケットチーフが必要ならば、芯ナシのタイを胸ポケットに挿すなど、要領よくさらりと洒落る。
 そんなシャネルやミヌッチのルールを現代的に解釈し、今の日本にふさわしいモードなドレススタイルをコーディネイトしてみた。ダークネイビーのスーツにTシャツ、バルモラル(内羽根靴)だけの極々あっさりしたスタイリング。少ないアイテムで構成したナチュラルなコーディネイトがテーマだ。

 キートンのチロ・パオーネのネームが入った仕立てのいいクラシコスーツに、フランスの名門ジュエラー、ショーメのアクセサリーを纏い、レースのポケットチーフや内羽根の短靴を合わせた。イタリアンクラシックと相性のいいフレンチモードなテイストを、ハズシとして味方にしているのがポイントだ。
 年齢に沿わない流行ばかりを意識したり、ただ闇雲にハイブランドを着たりするのがモードだと胸を張るなんて、まさに“裸の王様”。大人の男に相応しいファッションとは言えない。いたずらにブランドを頼るのではなく、ハズシを効かせた引き算というモードの定義を頭の片隅に置きつつ、シンプルな大人のスタイルを探してほしい。

トロピカルウールシャドウチェック段返り3ボタンスーツ[チロ・パオーネ]、コットンロングホーズ(ともにタイ・ユア・タイ) スイスコットンTシャツ、天然ゴム×レーヨンメッシュベルト(ともにシャルベ) ベビーカーフバルモラルシューズ[PATAMOS](タニノ・クリスチー) 胸ポケットに挿したシルクレースポケットチーフ(クルチアーニ)

Posted by  onodahitoshi

2011-05-28

NIKKEI Archives<Rude>.

<胸元をさらすよりも何倍もの色気、ルード・スタイルで不良感を>
『ルードなブリティッシュ・スタイル』

「London in the 1960’s」。
 先日、フォトグラファーのエディ・スリマンに好きな年代を訊いたところ、こう返ってきた。60年代の英国といえばスィンギング・ロンドン、モッズ全盛の時代だ。アウトサイダー・ファッションの魅力を知る、彼らしい答えが嬉しい。
 全身タトゥのバッドガール、歌手のエイミー・ワインハウスがディーバとして注目を集め、俳優のダニエル・クレイグが演じる野性味溢れる若き日のジェームズ・ボンドの人気が高まる。英国の不良が熱い、現在(いま)。エディの言葉が、次なる流行の目線を、RUDE(ルード)なモッズ・ファッションへと走らせる。
 俗な表現である「ルード」は、「チンピラ」といった意味で、スカや2トーンといった音楽ジャンルの走りとなった大衆的若者文化。モッズの不良感覚を象徴する言葉だ。同じ不良でも、米国のYANKEE(ヤンキー)とは違う。
 モッズは深夜のナイトクラブに屯(たむろ)して、カスタム・スクーターでロンドンの街を流し、時にはギャングのように抗争も起こした。しかし、彼ら無法者たちの最大の魅力は、頭の先から足の先まで行き届いた、完璧な服装力にあった。スーツや靴をすべて注文で誂(あつら)え、英国人らしい紳士然とした装いを徹底する。仕立てる生地からシルエットライン、そして立ち振る舞いや仕草まで、全てに隙なく気を配り、そして自己陶酔に浸った。
 そんなルードなスタイル、つまりモッズの原点は、音楽的影響のあるジャマイカではなく、甘い伊達男たちの50年代イタリアン・ルックにある。そこから西欧のフェティシズムの影響を受けた英国のダンディズムへと進化していった。

 モテるためにワルを気取る。「ちょいワル」がファッションとして定番化する昨今、不良感を漂わせる英国の「レベル・スタイル」は仕立て・仕様への配慮が行き届いた深い内容の装いに映る。イタリアンモダンの香り漂う正統派の英国調は、胸元をさらすよりも何倍もの色気を発揮し、身の丈にあった不良感を醸(かも)す。今それを表現できる人物は、ゴシップ紙の一面を飾ることも多い英王室のヘンリー王子か。彼なら、このルードなスタイルを上手く着こなせるだろう。

ウール×シルク2ボタンストライプジャケット(ラファエル・カルーゾ) コットン×リネンワイドスプレッドカラーシャツ(バグッタ サルトリア ミラネーゼ) シルクアスコットタイ“BENJAMIN”(ジョン スメドレー) スーパー100’sウールノータックパンツ(PT01) ミュージアムカーフサイドゴアブーツ“TUDOR”(ジョン ロブ) 脇に置いたアンブレラ“SILVER APRON”(フォックス・アンブレラ)

Posted by  onodahitoshi

2011-05-28

NIKKEI Archives<New traditional style>.

<英国の老舗ブランドを改革した新進デザイナー>
『新生ダンヒルにみるエキセントリックな魅力』
 
キム・ジョーンズがダンヒルのクリエイティブディレクターに就いて、4シーズンが過ぎた。
 伝統的な英国スタイルに、ストリートやモードを融合させることを得意とする彼は、もともと1980年代のパンクムーブメントに影響を受けたデザイナー。自身のブランド『キム ジョーンズ』や、スポーツブランド『アンブロ』、イギリスのファストファッション最大手の『トップショップ』とのコラボレーションを通じて、常に新時代のUKファッションを発信してきた。彼のコレクション見たさに、ロンドンやパリまで足を運んだこともあり、現在のダンヒルでの活躍は興味深い。
 就任当初、往年のダンヒルファンからの評価はかなり厳しかったと聞いた。近代的な紳士服飾を生んだ英国の老舗ブランドを、生粋の英国人とはいえ、若手のモード系新進デザイナーが手掛けるのだから、批判的な反応も予想はつく。
 でも、彼は結果として高い評価を得た。英国のモダンなスーチングとアッパークラスのカジュアルを上手くまとめた、貴族的ながらも“ひねり”を利かせたコレクションが、往年のファンからも受け入れられたのだ。シーズンを重ねた今も、それは全くブレていない。
 この夏、キムに会うことができた。ダンヒルのコレクションで今後目指すところを聞いてみると、「年齢や世代を超えたリアルクローズでありながら、そこにラグジュアリー感がミックスされたスタイルがネクストレベルだ」と答えてくれた。
 安易なトレンドを受け入れず、カウンターカルチャーのなんたるかを理解したデザイナーならではの一言だと思った。破れやほつれといったパンクファッションの表面的な部分ではなく、ダンヒルというラグジュアリーブランドのなかで、どれだけエキセントリックな表現ができるか。そんな本質に対する前向きな挑戦こそが、キム流のパンクマインドなんだろう。

 老舗ブランドではあるが、キムのような前衛的なデザイナーを迎え入れたダンヒルの“攻め”の姿勢も際立っている。象徴的なのが、今シーズンのハイキングブーツだ。ベーシックなトレッキングブーツの素材に、ドレスシューズに使うような高級なアリゲーター革を使用している。これは、かなりかっこいい。が、残念ながらこのブーツは2足限定入荷で、売約済みとのこと。新生ダンヒルを象徴するアイテムだけに、ぜひ日本への追加導入を検討してもらいたいところだ。

シベリアコート(ライニングのみを使用)、ストライプシャツ、Vネックニット、トラウザース、クロコUチップシューズ、ボストンバッグ(すべてダンヒル/リシュモン F&A ジャパン)

Posted by  onodahitoshi

2011-05-28

NIKKEI Archives<Conservative>.

<日本のファッションシーンも見習いたい、“攻め”のコンサバスタイル>
『個性を主張とする、理想のコンサバスタイル』

 
いまコンサバが面白い。日本のメンズファッションでいうコンサバティブとは、スーチングはもちろん、ジャケットやブルソンとシャツ&パンツを合わせたコーディネイト、いわゆる“ジャケパン”のようなベーシックなコーディネイトを指す。色目はグレー、ネイビー、ベージュが基調。単体では、服にしても装飾小物にしてもシンプルな仕様となり、とにかく簡素なデザインを合わせるのが基本。控えめが良しとされる。
 今、コンサバのトレンドを意識したのは、とあるフォトグラファーのファッションサイトを見た時だ。スコット・シューマン主宰の『ザ・サルトリアリスト』。ニューヨークを中心にミラノ、パリなどの街角で、彼が撮影した多くの洒落人たちのバラエティに富んだスタイルを公開しているサイトだ。ただ、スコット自身による各国の老若男女のスナップに、浮世離れしたアヴァンギャルドなスタイルは皆無。男はコンサバ、女はモードと、現実から外れない、リアルなスタイルだけに焦点が絞られている。
 リアルなスタイルにこだわるその編集目線に共感を覚え、このサイトを欠かさずチェックするようになったが、ニューヨークの5番街でも、フィレンツェで開かれるピッティ・ウォモの展示会でも、パリコレの会場でも、世界のどのスナップを見ても、コンサバ派が圧倒的多数を占めることがわかった。
 それらから知るのはコンサバティブの奥深さ。原色同士の計算外の“濃ゆい”色合わせや、装飾感の強い癖のある靴や小物の普段使い。ひと目でそれとわかるブランドのシンボルや柄の使い方など。保守的過ぎる日本のコンサバシーンも見習いたい、“攻め”とも取れる大胆なファッションテクニックが目に付く。それを何の衒(てら)いもなくサラリとこなす、個性溢れる洒落人たちの様は、コーディネイトの参考になる。
 彼らはドレスアップに重きを置く。色や柄の組み合わせでは感覚だけを頼り、クラシックなデザインに今日的なシルエットを合わせることに何のためらいもない。それをイメージして、攻めのコンサバをスタイリングしてみた。

 大抵の人が苦手意識を覚えるダブルブレステッド、しかもイタリアンクラシコな白のダブルに裾にかけて極端につぼまるテーパードのかかったモダンなスリムシルエットのパンツ、そこに房飾りであるタッセルとストラップの多要素のスリップオンを合わせる。
 味付けには、ビビッドな赤のコート、黄色のチーフにオレンジのホーズ、締めのウエストマークにはジュエラーのアイコンが光るバックルベルトを持ってきた。通り一遍のジャケパンスタイルを、超個性的でスタイリッシュなスタイルへと大きく発展させてみた。
 控えることがコンサバか。確かに、流行に左右されないのがコンサバの本質だ。しかし、それはいつの時代も受け入れられることが前提であって、決して主張をしてはいけないという意味ではない。そう『ザ・サルトリアリスト』は教えてくれたのだ。
 日本のファッションシーンで最も支持を集めるスタイル。だからこそ、十人十色、いや百人百色のコンサバスタイルが存在する。ならば、そんなコンサバには“控える”のではなく、個性の“盛り”というスパイスが必要じゃないかと思う。

ジャケット(ルイジ ボレッリ) シャツ(キートン) パンツ(ヴィガーノ) シューズ(マックス・ヴェッレ) ポケットチーフ(ブリューワー) ロングホーズ(ガロ)

Posted by  onodahitoshi

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