2013-03-20

The Great Guide.

8turnbull

「ティーンエイジの頃のように、ファッション誌をみてドキドキする感覚から久しく遠ざかっていました。思いっきり影響を受けた80年代後半~90年代のマガジンは、キレカジや古着、スケーター、クラバーなどスタイルの垣根なくヒントとなるべきファッションの情報が沢山詰まっていました。無論、基本的な知識も、です。そのどのページにも、ファッションやスタイルのヒントとなるべきものが多く掲載され、それが今の僕のファッションの礎(いしずえ)となっています。そんな感覚もすっかり遠い昔の記憶として忘れかけていた矢先のこと、最近ふとみたあるファッション誌の、その見開きがあの頃のムードを全開に思い起こさせてくれました。尊敬すべきファッションの嗜好者たる先達の方たちが手掛けたページには、ブランドの新作や適当なファッションカットだけでごまかさない『今の時代の、本当のファッションの楽しみ方』が大変色濃く編集されていました。チャンピオンのリバースウィーブにダブルカフのシャツを合わせてコントラストを楽しむ。プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)のアームのプレスシームの解析。はたまた、スプレッドした衿型をマイケル・ケイン演じるダークナイトライジングの執事に習う、、、とまで。そのどれもが恐ろしくなるほど強烈で、あの頃の鮮烈だったファッション誌のパワーが一瞬のうちにフラッシュバッグしてきました。まだ若い頃、カラトラバをする僕に、「いい時計買ったね。それに(合わせる)ならやっぱりシュプリームのタイソンTでしょう」。偶然、街で会い、気さくにアドヴァイスをくれたのが、その先達の方の1人でした。今、ファッションを深く興味を持つようになって、その言葉の本当の意味がやっと分かってきた気がします」。

Posted by  onodahitoshi

2013-03-08

Domestic Pride.

「販促ツールとしてのルックブックには、時にクライアントであるブランドの意図としない、フォトグラファーなりスタイリストなり作り手のエゴイスティックな側面が見え隠れします。正直、それが露骨に見えると個人的に”げんなり”してしまうもので、かなり残念な気持ちになります。僕も経験の浅い頃は、ただただ突っ走るばかりでそのおろかさに全く気づいていませんでした。しかし、クリエーション的にはこのボーダーライン、ギリギリを狙うことは決して悪いことではなく、むしろ販促ツールとしてビジネス的な効果を発揮すればその部分にこそクリエーターの実力が表われると信じています。確かにそれは、ファッションにおいてものすごく不明確であり、高尚で繊細な部分だけに、常日頃、マガジンなどから極力過度な情報を拾い過ぎないよう心がけてます。その「なんとなく得てしまった視覚的な情報」が、時にエゴに走らせ、もの凄い邪魔になるからです。しかし、そんな中でも、エンジニアドガーメンツとスーツセレクト、この2つのブランドのルックブックだけは本当に別格で、毎シーズンとても楽しみにしています。何故なら、クリエーションがとてもクリーンだからです。しかも、ティーンエイジの頃のようにファッションにフレッシュな憧れすら抱かせてくれます。だから、むさぼるように隅々までチェックして、バックナンバーもコレクトまでしています。エンジニアド ガーメンツは、リアルなマンハッタンのストリートムードをそのままに、個性的な魅力漂うミドルエイジらのキャスティングもさることながら、90年代のシュプリームのようなNYコンサバティブな印象さえ与えてくれます。僕ならこのナチュラルなファッションの雰囲気を出すのに、ものすごく苦労しそうですが、それをさらりやってのけているのがとても羨ましい限りです。一方、スーツセレクトのヴィジュアルは、スタイリストとして本当にテクニックとスキルが大事なことを教えてくれます。写真や雰囲気だけで一切ごまかさない、メンズファッション一番の見せ所である崩しや外し、そしてズラしが、販促ツールであるヴィジュアルの中で大変巧みに使い分けられ、見事に表現されています。その小手先感のない計算された絶妙なテクニックは、まるでクロージングの教本のようでもあります。以前、歌舞伎役者の坂東玉三郎さんが、こんなことをおっしゃっていました。「型を知っているからこそ型破りであって、型を知らなかったらただの型無しだ」と。まさに型を知る人が手掛けているだけあって、その言葉通りのことがこのヴィジュアルの中で見事に展開されている気がします。無駄なエゴイスティックというのは、折角の伝える内容に余分なフィルターをかけ、ただ濁すだけで販促としての宣伝効果も薄くなります。僕はいつもクライアントには、国内だけで通用するのではなく、インターナショナルで通用するヴィジュアルをしっかりと提供できるようにプレゼンします。それには、この2つの素晴らしいカタログのように、「エゴか必要かの際を追求しつつも、ドメスティックプライドを感じるクリエーション」という理想を常に念頭にやりたいという思いが強くあるからです」。

Posted by  onodahitoshi

2013-03-04

160ans.


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最近、スタイリングでもよく使っているボンマルシェネームのマリネッラのタイは、ヴィンテージのシルクプリント地を使った、創業160周年記念アイテム。マリネッラ以外にも、ボンマルシェはラコステのポロなども展開(これは代々木八幡のへザーグレーウォールで入手可)。もちろん、クロケット同様スカイフォールでもマリネッラのタイを使用しているのは007ファンならば周知の事実。

Posted by  onodahitoshi

2013-03-04

Spanish Fever.


レアルマドリッドのオフィシャルドリンコ「ソラン・デ・カブラス」のミネラルウォーターとイビザ産の海塩「サル・デ・イビザ」の塩。オンブレニーニョ然り、個人的ブームのスパニッシュ・ムード。

Posted by  onodahitoshi

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