2013-06-30

Icon Match.

スポーツ界の名プレイヤーたちが背負うアイコンは、時に意外な共通項を生む。彼らのプレイスタイルをそのままに形容した象徴(シンボル)。ルネ・ラコステのクロコダイルに、スティーブ・キャバレロのドラゴン。テニス界とスケートボード界のレジェンドたちの、攻撃的なアイコンマッチ。

Posted by  onodahitoshi

2013-06-27

A Single Man.




アメリカンモダンの美の集大成であるミッドセンチュリーモダン。ユナイテッドアローズの鴨志田さんやジェネラルストアの尹さんらが、メンズ誌のコラムで主観を込めて語る、ファッションのフィルターを通じてみるミッドセンチュリーモダンの素晴らしさ。

名匠フランク・ロイド・ライトに学んだジョン・ロートナー設計の邸宅「グラスハウス」で撮影された映画『シングルマン』。トム・フォードはそれを『アメリカの生んだ最後のエレガンス』だとして、50Sの余韻が残るアーリー60Sの時代背景とともに、そんなロケーションを選択した。ただこのミッドセンチュリーモダンの様式はアメリカで発祥したいわゆる“アメリカンオリジン”ではなく、戦中にナチスの手からアメリカに逃れたユダヤ人らが持ち込んだヨーロッパの建築様式の流れを汲んでいるらしい。だからそれは、エレガンスであって、確かに、ジャーマンやオーストリアの建築のような、堅く構築的で、バウハウスのような印象を受ける。

バウハウスといえば、バーグドルフグッドマンの2006AWカタログ。贅沢にバウハウスの館内、館外をロケーションにした全26ページにも及ぶ壮大なファッションカットは、ファッション人としても大変羨ましい限りである。現代ファッションにおいての現実化できる“リアル・ファンタジー”とはきっとこういうことを指すのだろうが、許可申請だけでもかなりのハードルに違いない。ブレイク直前のトム・ブラウンのNASAアポロをモチーフにした懐かしいルックもこのロケーションと非常にマッチしてみてとれる。

さて、ミッドセンチュリーモダンは、クリーンで簡素ゆえ、夏らしい風情も漂よう。が、そんな粋なムードを感じさせたトム・フォードの『シングルマン』よりも昔、ブロックバスタームービーの金字塔であるメル・ギブソン主演の『リーサル・ウェポン』では、様式なんぞクソ喰らえと言わんばかりに、ロートナー建築の「レナードJ.マリンレジデンス」を豪快に車で引っ張って、思いっきり倒壊させる様が描かれていた。トム・フォードのこだわり然り、これもまた、アメリカらしい美学、いえば、美学なのだ、と思う。

Posted by  onodahitoshi

2013-06-22

Hannibal Lecter.

『ハンニバル』に登場するグロテスクな大富豪メイスン・ヴァージャーが、キャンプキャップにカシミアニットと共に、劇中でかけるペルソールの009品番。4面レンズが特徴のこのアイウェアは、フォールディングの649品番の人気になりを潜めるが、NASAにまで供給された歴史的名品、そして個人的にも大傑作のプロダクトだと思う。デザインとしての4面鏡ではなくサイドからの遮光を完全にカバーするための機能であるサイドレンズ、そして、この4面レンズのサングラスはほぼそのままのフレームデザインで、Tロゴのまだない頃の、トム・フォードアイウェアのデビューコレクションでも当然のように展開していた。

トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』シリーズについては、フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ薬局といったイタリアンクラシコな記号や丁子油で日本刀を手入れをするといったシノワ感の強いジャポニズムへの敬意、レディムラサキの着るフェンディなど、ハンニバル・レクターの懐疑な嗜好性然り、かなりアッパークラスのファッションインテリジェンスを意識させるエピソードが多く何度見ても大変楽しめる作品だ。



『ハンニバル ライジング』での若き日のハンニバル・レクターが逃げ込んだフランスでの、戦後らしいフレンチシックなムード。そんなイタリアンモーターサイクルのMVアウグスト1958年型に乗るあのモーターサイクルマンぶりにも惹かれるが、『羊たちの沈黙』での収監シーンでのナンバーステンシルのコンビクトTシャツの様や『ハンニバル』でのフレンツェに棲む際のブリムの長いボルサリーノを被ったハスラースタイルなど、狂気ハンニバル・レクターのファンとしては、やはりこの辺りが最高のベストルックだと思う。タフネスな囚人服からハスラーなクラシコまで、といったところだろうか。

さて、レクターの青年期を演じたギャスパー・ウリエル。来年公開のサンローランの自伝映画ではムッシューサンローラン役を演じるらしく、完コピになるか、それとも亜流のオリジンとなるか、今から非常に楽しみだ。

Posted by  onodahitoshi

2013-06-20

Union Special.

ジョン・スメドレーのファクトリーでは、今もなお車で有名なあのベントレー社製のマシンを使っている。そんなことを訊き、あらためてメイド・イン・イングランド謹製というものの本当の意味を知る。

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ユニオンスペシャルのマシン然り、メンズファッションにおいては、道具もまた歴史であり、そのこだわりがそれにおいての重要なディテールを生み出す。道具もまたファッションを構成する上で重要な要素に違いない。

Posted by  onodahitoshi

2013-06-14

AMERICAN ART DECO.

GREAT GATSUBYで、アメリカン・アールデコを振り返る。アールヌーヴォーとは年代と様式は全く異なる。アールデコのほうがより近代的で、カルティエのタンクなどファッション的ニュアンスとしても非常に馴染みやすい。この感じのアメリカン・ニュアンスは今動いているクリエーションでも十分なアイデアソースになった。

Posted by  onodahitoshi

2013-06-02

MP massimo piombo.

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MP massimo piombo

Posted by  onodahitoshi

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ファッションデザイナーの仕事がわかる本 著・小野田 史

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