2013-08-21

NY.

77年公開マーティン・スコセッシ監督ライザ・ミネリ、ロバート・デ・ニーロ出演『New York,New York』、『NYU PARIS校』、『NEW YORK CITY』.

オトナのTシャツ選択は本当に難しい。コマーシャルのようにロゴ全開だったり、下手なメッセージものも近頃どうかと思うが、かとって無地のソリッドだけでも、時に味気のないものである。そんな時、チョイスのキーになるのは、カルチャー、なのだと思う。今日的ならば、ニューヨークモチーフなどがきっと良いんだろう。しかし、そこにはスパイスとしてほんの少しのピリッとしたツイスト(ヒネリ)がなくてはいけない。ちなみに、前出のマーティン・スコセッシはNYU芸術学部出身。偶然的な組み合わせ。

Posted by  onodahitoshi

2013-08-14

The MAN〈Michael Bastian〉

 

 

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なぜここまでベーシック派のマイケル・バスティアンがスタイリッシュに映るのか。それはきっと、ファッションでいうところの『アメリカ発ヨーロッパ経由のインターナショナル行き』を地でゆく絶妙なバランスの取り方とは思うが、これを下手なりに言い換えれば、往年のハリウッドスターのような無頼漢(タフネス)の傍目ながら、実は育ちのよさの表れたインテリジェンスな紳士像、そして大人の男が持つべき色気すら盛っている、という解釈でよいと思う。さらに、こなれた感じで富の象徴たる暖炉の上に無作法に座るヤンチャ感こそは、さながらスティーブ・マックイーンをみるようで、暖炉にそっと肘をかける御大ラルフ・ローレンとはまったく異なるラグジュアリーのアプローチは、本来の意味でストリート感覚がにじみ出ているような気がしてならない。“大人じみたストリート感”の実践。この感覚こそ、90年代の東京ストリートの根底にあった気がする

Posted by  onodahitoshi

2013-08-13

Warhol A.B.C.

スーチングにディパック。最近のシーズンでは、ユナイテッドアローズでみられた提案。非常に洒脱だが、ウォーホールのそれとなると話は別。すぐにでも真似したい、それほどに魅力は倍増する。やっぱりアメリカファッションの醍醐味は、こういう合理的な組み合わせにあるのだろう。合理性の追求も、またファッション。

Posted by  onodahitoshi

2013-08-07

Mr.Ripley.

マニアックなメンズファッションの理想。例えば日本的なアメリカンスタイルをベースに、そこにスパイスとして、ヨーロピアンクラシックやブリティッシュモダンのフィルターをかける。この感覚が一番好きだ。しかし、これをうまく自分のスタイルとしてインプットするための、なかなかよい“参考資料”というのがない。こと、ピンポイントにそれを探すとなると、どうしてもアメリカンにだったり、フレンチだったりと、かたよった方向ばかり傾倒したものが多く、違う視点に目がいきガチになってしまう。

さて、アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』のリメーク、日本では2000年に公開された『リプリー』。これが、たいぶいいヒントを与えてくれる。ブルックスブラザーズ好きも、ブルネロクチネリ好きも、フレッドペリー好きも、この映画のファッションはきっと気に入るだろう。決して内容に流れてて誇張したベタ誉めはしていないが、そのぐらい現代ファッションのリアルなマーケットに通じる、『真似したいファッションのスキーム』が多く表現されている。

 

シーンは50年代のイタリア。名門プリンストン大学出身役の、ジュード・ロウのブリティッシュアメリカンなイタリアンスタイルから、ボストン型のアイウェアにトートバッグにジャス盤を詰め込んだ野暮いオーセンティックなアメリカンスタイルのマッド・デイモンが色気あるイタリアのムードに自然と染まっていく、その過程まで、ありとあらゆる部分でファッションがとにかく洗練されていて洒落ている。アカデミーの衣裳デザイン賞にもノミネートされた理由も、ファッション好きなら分かるはずだが、こと、ヤングエイジの角のとれた柔らかいイタリアンスタイルのこの雰囲気からは、ほんのりとトレンディドラマよろしく90年代のシティボーイのような“大人ビター”なアブないコンサバ感すら感じてしまう。いまの、シティボーイの感覚からすると、だいぶ差異があるとは思う、が。

Posted by  onodahitoshi

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