2014-02-27

Reservoir dogs.

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メンズのスタンダートとしてもはやお馴染み、BRUNELLO CUCINELLI(ブルネロ クチネリ)の、3点留めのウエスタンバックルベルト。

定番の中でも、Martin Margiela(マルタン マルジェラ)の足袋サンダルのように、少しカルチュア色の強い印象ですが、それでも私的殿堂入りする面の立つアイテムです。

クロコとカーフどちらも素敵ですが、こんな風にするとなると、やっぱり勝手がいいのはカーフなんでしょう。

しかし、これもまたウエスタンがファッションのベースとして根付く、その残り香を感じる“イタリアらしいアクセサリー”。

ちなみにカウボーイブーツの傑作リオス・オブ・メルセデス、欧州ではイタリアにだけ輸出しているようです。

ブッテロのブーツも、イタリアカウボーイ協会推薦だったりします。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-26

Think Taboo.

間違いとも思えるファッションのタブーへの踏み込み。

そんなトリッキーなアクションやカスタマイズが、アイテムに、その人らしい個性を与えてくれることを知りました。

アークテリックスのゴアテックスシェルパーカーを乾燥機に入れる。

セントジェームスのボーダーを七分袖にチョップ。

デッドストックのリーバイスダブルエックスにアイロンでセンタープレス。

サルトリオのリネンジャケットを洗濯機で丸洗い。

ニューバランス1300のNのパッチをすべて剥ぎ取る。

いろいろと仕上がりを想像しますが、試しにやってみようとも、そうそう軽はずみにはトライアルできません。

プロでもかなり勇気がいることです。

しかし、丸洗いしたリネンジャケット、実際にみたサルトリオのそれは、得てして非常にいい風合いの表情でした。

そんなオリジナリティ溢れる洒落人のチャレンジが、更なるファッションの“コア”なテクニックを感じさせてくれたのは、いうまでもありません。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-26

Rosso Car.

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フェラーリ真紅のロッソカラーに、モードを見い出したテリー・リチャードソン。

 

さすがです。

 

そのフェラーリについての、又聞きの、その又、又聞きでの話。

 

三重県のサーキットでの、いわゆるイベントの即売会で、オフィシャルサプライヤーである某ブランドのフェラーリコラボのグッズが、1日で4000万円という驚異的な売り上げを叩くのだとか。

 

1日はいささか極端だと思いますが、それでもTシャツやキャップで実売4000万円。

 

その数字は、ファッション業界の人なら、どれだけすごいかきっと察しがつくと思います。

 

もちろん、この話、あくまで風聴のレベルであって真偽のほどは定かではありません。

 

が、とはいえファッションの“パイ”より、車のそれ、しかもフェラーリということで比較すると、あながちデマゴーグでもなさそうな。

 

ハイエンドなモードに、ビッグなビジネスにと、赤字しらずのスーパーカー、時世、凄まじく凄まじい話の聞きかじりでした。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-25

Good Brace.

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冒険心を煽る、こんなアクセサリーも多分に漏れず。

フレッド・フォース10。

セラミックバックルの新作がでたようです。

ブラックのステンレススチールブレスとの、このコンビーネーション、いいですね。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-25

So Better Sweet.

「今、イタリアのファッションシーンで、90年代の渋カジのようなスタイルの連中がいるらしい」なんて、UMAのようなヨモヤ話を熱く聞かせてくれたのは、LEON編集部の石井さんです。

マカロニウエスタンの影響でしょうが、昔から日本のアメカジ文化のように、「ウエスタンがカジュアル」のベースとして根付くイタリアだけにどうやら噂話のレベルでもなさそうです。

しかし、当時のトウキョウの、だいぶ甘さの残る“オトナビタースイート”なこのムード、これがティーンエイジのスナップだとは、毛頭思えません。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-24

Chemisier à Paris.

前立てや生地とのコンビネーションを考えると、スタイルの想像がいろいろと膨らみます。

意外に下段中が一番シャルベらしいのかもしません、クラシックですが随分とモダンです。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-23

Slip-on or Slipon.

ようやく日本のファッションマーケットで市民権を得始めたパンプスやアルバートスリッパといった、ドレッシーなスリップオン。

 

厳密には、滑り込ませるという意味での「スリップ オン」であって、「スリッポン」なんてクレジット表記の矛盾と葛藤することも最近多々あります。

 

さて、ほんの数年前までは、セレクトショップでは「スリップオン」は、一般的にファッションのハードルが高く、本気のドレスシーンでもなかなか需要が少ない、窓際のアイテムでした。

 

個人的には、欧米のエキセントリックモダン香るそんな「スリップオン」が好きで、残念ながら代理店不在となってしまったタニノ クリスチーやサン クリスピンの一枚革のきれいなワンピースを、あえてウィグワムのチューブソックスでカジュアルダウンして穿いてみたりと、いろいろとチャレンジし試行錯誤した時期もありました。

 

 

 

こんな足元の流れでくると、スリップオンの次はいよいよスリッパが、なんて思わず先走りそうですが毛頭ないと思います。

 

が、実際チャーチやシャルベのスリッパは普通にお洒落で、ドレスウェアがデビューコレクションだったアダム・キメルにチャーチのスリッパをアイビーリーガーよろしくあえてラフに粗野な素足で合わせてみたりと、昔から好きでスタイリングではよく使っています。

 

そのチャーチですが、いよいよプラダが本腰を上げて表参道に旗艦店が出来たことで、来季以降、国内展開のバリエーションが随分と増えるみたいです。

 

シャンガイのブレイクが記憶に新しいイタリアメイドのコレクションから件のスリッパを始め、一体どんなレアなモデル見られるか今から大変楽しみです。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-22

Hot Stuff.

心に潤いを与え、ワクワクと胸踊るプロダクツがたくさんあります。

最近もトピックスページのスティールカットでその幾つかを撮影しました。

贅沢なオーストリッチをあしらった、ライカ限定の双眼鏡ウルトラビット。

飛行機の計器をモチーフにしたベル&ロスのBR01フライトインストルメンツ。

共にセンスとユーザーを選ぶカルトヒットなギアなことは百も承知ですが、誰もが知る専業ブランドのアイテムのなかでも、特にオケージョンをたくさん想像させ、かつモノ語りを語ってくれる「意思ある意匠」という点では一致しているのではないのでしょうか。

 

そんな冒険心を湧かせるアイテムを意識させたのは、ナスカの地上絵を研究していたドイツの女性考古学者マリア・ライヒェをオマージュした、エディトリアルストーリーです。

アナスタシア・バルビエリのテクニカルでツボを突いたスタイリング、とくに現場主義の考古学者たる彼女の普段着を投影したレイヤードは、決してファッションを誇張するものでもなく、セリーヌやドリスを使いながら実に忠実でリアル。

その細部まで徹底したコーディネイトは全カット抜かりはなく、ライヒェ本人が愛用した私物のアイウェアという感慨的なクレジットに始まり、そうそう見ることのないフランスのバッグブランド、ウプラのショルダーバッグやカルティエのタンクといったエスプリを感じる差込みも小気味よく、モードに昇華したビルケンシュトックやハワイアナスのサンダルというレディモダンでキャッチーな組み合わせも大変垢抜けていて素敵です。

採掘測量のための麻の紐のひとつまでというプロップの存在然り、どこをとってもフィクションの違和感はひとつも感じられないシネマティックなイメージは、久しぶりにファッションにいい素養を与えてくれました。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-20

The Nineties.

ジョンストンズカシミアの大判ストールが、この秋冬、ウィメンズシーンで大ブレイクしています。

 

元々、エルメスのファクトリーというプロダクトの説得力もあるとは思いますが、凄まじい実売消化で、ユナイテッドアローズを中心に完売店続出の、当たり年となっています。

 

さらに、スチュワートロイヤルモダンなどスコティッシュタータンの伝統柄のものが、とても人気だと聞きました。

 

「ステラ・マッカートニーのようなブリティッシュトラッドの気分だから」。

 

「コストパフォーマンスの利いたプレシャスなスコティッシュカシミアだから」。

 

と、その流行の理由は様々に考えられますが、どうやら支持する年代や層を考えると、こんな90年代のファッションカルチャーにヒントが隠されているような気がしてなりません。

 

映画『セントエルモスファイヤー』からの、月9ドラマ『愛という名のもとに』。

 

同世代の人たちには随分と懐かしいヴィジュアルに映ると思いますが、まさにこの流れが今のファッションのムードとジャストフィットしているのではないのでしょうか。

 

タータン柄のウールマフラーに、シルエットやサイズ感こそ違えどダッフルコートやハイウエストのパンツ、丸型のアイウェアなんて、まさに今のトレンドアイテムそのものです。

 

90年代ファッションというと、どうもアイコニックで瞬発力の強いストリートファッションばかりに注目が集まりがちですが、最近はそれもだいぶ過食気味になってきました。

 

個人的に、このあたりのコンサバティブで色気のある大人びたムードは、90年代ファッションの真打ちとして、強くファッションを意識させてくれます。

 

例えば上杉美雪さんの、今月売りのパリ特集のフィガロ、そのAPCのファッションカットなんて、まさにこんな気分を上手くモードにディフォルメしているのではないのでしょうか。

Posted by  onodahitoshi

2014-02-20

It Bangle.

満を持してブラックステンレスのバンフォードカラーも登場するようです。

この黒×黒、日本での展開は来季との噂。

IT BANGLEとして本命視されるスピードメーターオフィシャルの快進撃。

マーケットトレンドの状況をみても、もはやブレイク必至は時間の問題ではないのでしょうか。

Posted by  onodahitoshi

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